有限会社沖田塗装の代表取締役社長、沖田展幸と申します。 弊社も社員さん、協力業者さん、お客様等、とても多くの方に支えられ、設立36年目を迎えることができました。皆様のご厚情に心より感謝申し上げます。
弊社は住宅、店舗、工場などの建築塗装、道路に架かる橋梁などの土木系の塗装、送電鉄塔や送電設備の塗装など様々な現場で、建物の保護や美観向上による環境改善。そして鋼構造物の錆による劣化を防ぎ、長寿命化を実現させている塗装工事会社です。あまり表立って目立つことはないかもしれませんが、陰ながら皆さんの生活を支えている仕事であり職業でもあります。
塗装工事業は今の時代においてもマンパワーが重要かつ必要な業種です。機械を上手く使い、人の手によって精密に仕上げる。塗料資材も昔と比べ、意匠性も豊富で品質も良く、SDGsに適合した資材も多く、更には遮熱性や耐火性などに代表される様々な機能や付加価値が備わったもの等、数多く開発されており、塗装工事業は皆さんの生活の質の向上と維持に大きく貢献している業種です。 塗装工事業は塗る作業を行うことの他に現場マネジメントも成果につながる重要な仕事です。例えばカラーコーディネートも大切な要素ですし、施工管理、安全管理、工程管理など、完成までには様々なプロセスを経ています。これはお客様の満足度の向上を考える上で非常に重要です。どのプロセスにおいても仕事をすれば成功もあれば失敗もありますし、必ずどの仕事においても悩みはつきものです。それでも確実にその経験、体験は自己を育て、成長に繋がります。達成感に満ちた社員さんの表情はいつ見ても輝いて見えますし、社員さんの成長は私にとっては何よりの報酬です。
塗装の現場作業は現場マネジメントによる緻密な打ち合わせや管理の下で行われます。塗装作業は塗るという作業の前に先ずは下地作りから始まります。この下地の仕上がりがしっかりしていないとすべてに影響が出ます。塗ることの技術も大切ですが、実はこの下地作りが肝なのです。ここの上手い下手で技術者としての力量も問われますし、完成した塗装面が長く良い状態を保つことができているかどうかが判断される部分でもあります。下地完成後に塗る塗料も下地に適合した材料を選択し、完成まで丁寧に仕上げなければなりません。天候にも左右される仕事ですから、日々の詳細な気象情報の取得はとても大事な事です。
世の中は働き方も変化し、IT化による仕組みづくりも重要になりました。この業界も特に現場管理において仕組化を進めており、例えば図面や写真の管理、現場説明もスマートフォンで画面共有しながらコミュニケーションが図るなど、時短、簡素化が進み、我々も変化に柔軟に対応し強くなることが求めれられています。働き方の変化に伴い、労働人口の減少にも真正面から取り組まなければならない時代です。それでも私たちの生活に塗装工事業を含む建設業は我々の生活を守り、国土を守るという意味においても無くてはならない職種です。私には社長就任以来、「家族を大切にする」という信念を持って仕事に向き合っています。この仕事が社員さんにとって笑顔で、家族に誇れる仕事であるよう、これからも塗装の価値を発信し、みなさんに喜ばれる存在であるよう今後も精進してまいります。
代表取締役社長 沖田 展幸